Vol. 12
岩合光昭と新谷学が
動画でセッション。
パパスと文春、
蜜月の理由とは?
世間の皆さんがパパスと聞いて思い浮かべるものといえば、もしかしたら『週刊文春』の広告かもしれません。今回はそんな文春とパパスとのコラボレート動画の撮影に密着。パパスの広告モデルを務めてくださっている動物写真家の岩合光昭さんと、文藝春秋が誇る名物編集長・新谷学さんとの邂逅を私たちがスクープしちゃいます!
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パパス丸の内本店に文春砲が炸裂!?
まだ肌寒い早春の朝。丸の内にあるパパス本店の前に、見慣れぬスタッフたちの姿が。今日はなんの撮影かな? 近づいてみると、そこにいたのは世界的な動物写真家の岩合光昭さんと、〝文春砲〟の生みの親と言われる有名編集長、新谷学さんじゃないですか! ・・・といっても、今日の撮影は文春お得意のスクープではありません。100年の歴史を誇る名門月刊誌『文藝春秋』がYouTubeで展開しているコンテンツ『名品探訪』の収録が、パパス丸の内本店で行われていたのです。
パパスと聞いて、文藝春秋が誇る看板雑誌『週刊文春』の広告を連想する人も多いと思いますが、その歴史が始まったのはなんと平成4年の3月! 実に30年以上にわたって、パパスと文春はコラボレートを続けてきました。
そんな『週刊文春』の広告に、近年頻繁に登場し、しかも公私ともにパパスを愛用してくださっているのが動物写真家の岩合光昭さん。『Re PAPAS PROJECT』では一緒にコラボレートTシャツをつくるなど、パパスを語る上では欠かせないキーパーソンのひとりです。今回の動画撮影は、そんな岩合さんと、ナビゲーターを務める新谷さんとの掛け合いによって繰り広げられました。
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動物写真とパパスの関係
もちろん、YouTube動画といってもさすがは文春ブランド。その収録現場はプロフェッショナル集団による緊張感あふれる空間です。しかし私たちはそんな収録の合間に、ちょっとだけ岩合さんへの取材を許されました。
――収録中にすみません! 岩合さんは、いつ頃からパパスを着てくださっているんですか?
岩合 いつからだろう・・・。実は1980年代の初め頃、うちの娘がマドモアゼルノンノンのお洋服を提供してもらって、『セサミ』というファッション誌に出たことがあるんですよ。当時はまだ、パパスはなかったですよね? でもぼく自身も、その頃から男服があればいいな、と思っていました。その後お声をかけて頂いて。
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――一番最初に私たちの広告にご登場頂いたのは、5年くらい前です。ショップスタッフたちに、どんな人に着てもらいたいかアンケートをとったら、ダントツで岩合さんのお名前が挙がって(笑)。そんなご縁から始まって、『週刊文春』の広告につながったという。岩合さんはありがたいことにプライベートでも着てくださっているから、〝着せられている感〟が全くないんですよね。
岩合 ぼくは取材旅行のときは本格的なアウトドアウエアとパパス、どちらも持っていくんですが、はっきりとした違いがあるから、着替えるのがとても楽しみです。もちろんハードなアウトドアシーンでは専門ブランドを着用しますが、飛行機の移動や打ち合わせもありますし、そんなときは体になじむパパスが一番いいんです。
――撮影のお仕事の場合、ネコちゃんに気づかれないようにシャカシャカした服はダメとか、目立たない黒い服を着なくちゃとか、洋服にも決まり事があるんでしょうか?
岩合 いや、洋服がシャカシャカしてバイバイされるようだったら、そもそもそのネコはモデルになりたくないんですよ。それよりも中身の問題のほうが大きいような気がしますね。だから、色や素材はそれほど気にしていません。好きな服を着ます。
――それは意外ですね! 現場ではもっとカメラマンっぽい服を着られるのかと思っていました。ポケットがいっぱい付いたベストとか(笑)。
岩合 いや、いかにもカメラマンっぽいのは苦手なので、そういう服は着ないです(笑)。撮影の場合写り込みの問題があるので、スタッフはほとんど黒づくめですが、実をいうとネコは黒を嫌うんです。あまり自然界に存在しない色だから。なので現場では撮影スタッフは真っ黒で、ぼくだけ赤や黄色を着ています。
――パパスの洋服は岩合さんのお仕事にも役立っていますか?
岩合 軽くて柔らかくて動きやすいですよね。ゆったりしたシルエットも気持ちいい。アウトドアウエアはそもそも動くためにつくられているけど、パパスは普通の服なのに動きやすいから、とても助かっています。やっぱり撮影では路上で這いつくばったり、無理な姿勢をすることも多いから。
――パパスを着て這いつくばるのは岩合さんくらいですね(笑)。
岩合 この間パラオで撮影したときも、パパスのポロシャツで這いつくばりましたよ(笑)。
――岩合さんは自然の中で写真を撮られているからか、いろんな色がお似合いですよね。
岩合 照れるなぁ(笑)。パパスのカラーが人も場所も選ばないのだと思います。
――あっ、そろそろまた出番ですね。ありがとうございます!
名物編集長の装いに秘密あり!
今回の動画でパパス愛溢れる岩合さんをナビゲートしてくれたのが、新谷学さん。今や株式会社文藝春秋の取締役を務め、政財界とも深いつながりを持つ大物編集者だけに、きっと上質なオーダースーツでも着てくるのかな?と思いきや、こんなカジュアルな装いで登場!
数十年着込んだウィリス&ガイガーのレザージャケット『G8』にボルサリーノのハット、裾をカットオフしたミリタリーパンツにL.L.ビーンのビーンブーツという、かなり濃厚なアメカジスタイルです。実は新谷さんは、知る人ぞ知るファッション通にしてアメトラ好き。その知識と情熱はファッション専門誌の編集者をも凌駕するとか!?
でも、新谷さんが今日このジャケットを着て現れたのには訳があります。なんと多忙すぎる仕事の合間を縫って、パパス丸の内本店で事前取材を敢行。そこで見つけたウィリス&ガイガーとのコラボレートジャケットを動画の〝ネタ〟とすべく、計算したコーディネートだったのです。しかも新谷さんはパパスのイメージキャラクターであり、ウィリス&ガイガーの顧客でもあったアーネスト・ヘミングウェイの大ファン。これは話が弾むこと確実でしょう!
収録当日は、見事なナビゲートによって私たちも知らなかったパパスの秘話や、魅力的な商品の蘊蓄を引き出してくれた新谷さん。こういう水面下の取材や気配りこそが、『週刊文春』を下支えしていたんだな、と実感させられます。
ブーム再燃!?ロゴ入りスウェット
さて、動画収録はそろそろ佳境に。新谷さんがもうひとつ目を付けていたパパスの名品、吊り編みスウェットを2人で試着! 新谷さんはグリーン、岩合さんはレッドを着てくれました。「40年ぶりにロゴトレーナーブームが再来しそう!」と、新谷さんが予言する一着、今のうちに入手しておいたほうがいいかもしれませんね?
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最後はスウェットを着たままパパスカフェに移動して、ふたりのトークセッションが始まります。話題はパパスのイメージキャラクターだったアーネスト・ヘミングウェイ論から始まって、〝パパス的な男性像〟に至るまで、巷のインスタントなYouTubeでは見られない知的好奇心をくすぐる内容です。詳細はぜひとも、完成した動画にてご確認を。やっぱりパパスは成熟した大人のブランドなんだな、と実感させられるはずです!
パパスと文春、そしてパパスと岩合さんの蜜月は、これからも続きそうです。
PROFILE
岩合光昭
1950年東京都生まれ。
野生動物の息吹を感じるその写真は『ナショナル ジオグラフィック』誌の表紙を二度飾るなど、世界的に高く評価されている。半世紀以上ネコの撮影を続け、2012年からNHKBSP4K、NHKBSで『岩合光昭の世界ネコ歩き』が放送中。著書に『ねこ』『ボンド 桃農家のねこ』『パンタナール』『この素晴らしき世界 What a Wonderful World』など。2019年『ねことじいちゃん』、2021年『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』で映画監督をつとめる。
新谷学
1964年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、1989年に文藝春秋に入社。『Number』『マルコポーロ』編集部、『週刊文春』記者・デスク、月刊『文藝春秋』編集部、ノンフィクション局第一部長、『週刊文春』編集長などを経て、同誌を社会現象に導く。2021年7月に就任した『文藝春秋』編集長を退任後は、株式会社文藝春秋の取締役総局長としてニュース部門を統括。著書に『「週刊文春」編集長の仕事術』、『獲る・守る・稼ぐ 週刊文春「危機突破」リーダー論』がある。