パパスのスウェット。その着心地のよさは「吊り編み機」から生まれる。

1960年代にはごく一般的に稼働していた、吊り編み機。
その最大の特徴は、編み上がったスウェット生地の柔らかさにあり、その風合いや感触は洗濯を繰り返しても失われにくく、着る人たちの愛着に長く応えてきた。60年代中頃までの、ヴィンテージと呼ばれるスウェットのほとんどはこの吊り編み機で編まれたもので、今も多くのファンを魅了している。
しかし、その後大量生産の波が押し寄せ、生産性や採算性が重視されるようになると、高効率の高速編み機が主流となっていった。

糸にかかる負担を極力軽減する針の仕組みや、編み目にゆとりを持たせながらゆっくりと編み上げていく吊り編み機は、スイッチひとつ押せばいいものではなく、そこに高い技術や豊富な経験が求められ、熟練の職人の存在、手間、丁寧さが不可欠となる。

メイド・イン・ニッポンの実力の継承にこだわり、パパスならではの着心地のよさをかたちにしていくために、パパスはスウェットづくりにおいてもそのスピリットを何より大切にしている。だからこそ、旧式ではあっても、効率を度外視しても、あえてこの吊り編み機を使い、選び抜いた糸の風合いを生かし、空気を含んだような柔らかさを持つ、スウェット本来の魅力を発信し続ける。

週刊文春に広告を掲載いたしました。「エブリデーパパス　[50]」

掲載誌：文藝春秋発行・週刊文春
発売日：2024年12月19日号(12月12日発売）

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