日常の中に美しさと自由をもたらす、暮らしに寄り添う服。

11月19日発売 &Premium掲載
1964年、東京・原宿に誕生した〈マドモアゼルノンノン〉。ブリティッシュグリーンに塗られた小さな扉の向こうには、カラフルなTシャツやパンツが壁一面に並び、そこから新しい日常のスタイルが生まれていった。ブランドの根底にあるのは、普通が素敵で、素敵が普通という思想。特別な日ではなく、何げない日々の中で心地よく、自分らしく過ごせる服を作り続けてきた。2025年秋冬コレクションのテーマは、「A Touch of Comfort」。着心地のよさから広がる、穏やかで上質な時間を提案する。素材選びから色、柄、染め、洗い、製品の隅々にまで気を配った高い縫製技術や仕上げなど、すべての工程にこだわりと誠実さが詰まっている。流行を追うのではなく、暮らしに寄り添いながら長く愛される服。時間とともに味わいを深める普遍的な魅力が〈マドモアゼルノンノン〉にはある。
1986年に誕生した〈パパス〉は、知性と野性という遊び心を併せ持つ大人の男性に向けて、人生を豊かに楽しむためのスタイルを提案してきた。シンプルで品格があり、トラッドでありながらどこかに軽やかな安心感を内包する。伝統と上質さに裏打ちされた高い信頼感があり、着る人の個性を自然に引き出す。ブランドの根底には、〈マドモアゼルノンノン〉と共通する、普通であることの尊さや何げない日常を大切にする心が流れている。唯一無二のオリジナリティを追求しながらも、派手さより確かさを、流行より自分らしさを大切にする姿勢が、両ブランドに共通しているのだ。
そんな服の哲学を体現するように、高山都さんと安井達郎さんも、日々の装いを選んでいるという。「たとえば自然が多い場所ではナチュラな素材を楽しんだり、天気や時間帯、行き先に合わせて感覚的に胸が弾むような選び方をします」と高山さん。安井さんは「心地よさ、その場に合っているかどうかを大切に。妻と出かけるときには空気感を揃えるなど、さりげないバランスをいつも考えています」。二人に共通するのは、トレンドだけを意識せず、長く着られる良質なものを選ぶという視点。互いに服を共有し合うことも多く、良いものを大切に使い続けることが、自然と根づいている。服を選ぶことは、暮らしを選ぶことに等しい。〈マドモアゼルノンノン〉と〈パパス〉が大切にしてきた上質さや長く愛せるものづくり、そしてその日常への寄り添い方は、二人の思いやりから生まれる穏やかなライフスタイルと確かに響き合っている。

【女性】
コート D0354FCW003 ¥107,800
タートル D0354UTS007 ¥14,300
【男性】
カバーオール D0454FJM006 ¥99,000
スウェットマフラー D0454EMF700 ¥19,800

【女性】
セーター D0354KSW007 ¥48,400
ベスト D0354KV 002 ¥50,600
【男性】
セーター D0454KSW008 ¥198,000